フィールドノート
Notes From The Quiet Path
草原と小径のあいだで綴られた、小さな物語
Field Notes ― 記録
Stories From
Stories From
The Meadow
Clover Path Zoneのスタッフが、季節ごとに草原と小径で出会った光景を書き留めています。数字やデータではなく、その日その時にしか感じられなかった空気を、ここに残しています。
Journal ― 01
Looking For Luck
四つ葉を探して——朝露の中でひとつだけ見つけた幸運の話。 Read More →
Journal ― 02
A Morning By The Pond
池のほとりで過ごす朝——鏡のような水面に映る空の色。 Read More →
Journal ― 03
Following The Scent Of Wild Herbs
野草の香りをたどる——風が運ぶ匂いに導かれた小さな寄り道。 Read More →
Journal ― 04
A Day Fuji Was Visible
遠くに富士を望む日——澄んだ空気が教えてくれた冬の贈りもの。 Read More →
Featured Essay
Editorial ― 特集
Walking In
霧の中を歩く
Walking In
The Mist
霧の中を歩く
まだ空が白みきらないうちに小径へ出ると、森の輪郭は霧の向こうにぼんやりと溶けていた。足もとのクローバーは夜露を含んで重く、一歩ごとに小さな水音が立つ。遠くで鳥が一声鳴き、それきりまた静けさが戻ってくる。
霧の中では、いつもの景色が少しだけ違って見える。木の橋も、苔むした石段も、輪郭を失って気配だけになる。急いで通り過ぎれば見逃してしまうような、その曖昧さこそが、この時間の贈りものなのだと思う。
やがて陽が高くなるにつれて霧は薄れ、草原はいつもの緑を取り戻していく。けれど、あの数十分だけ森が見せてくれた表情は、記憶の奥にそっとしまっておきたくなる。静かな朝は、何も語らないまま、たくさんのことを教えてくれる。
「記録するのではなく、ただ立ち止まって眺める。それが、この場所での過ごし方。」
Clover Path Zone — Field Journal
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